“松樹千年翠”
「しょうじゅ、千年のみどり」
人は桜や紅葉などの四季の変化に合わせて色鮮やかに変わる自然を見て美しいと感じますが、変化の激しいこの世の中で年月や季節に左右されずに常に変わらず美しい緑を保ち続ける松こそ目立たないけれど真の美しさの象徴と言えるでしょう。
しかしながら、我々人間の目からは何一つ変化をしてないように見える松も目立たない無数の小さな変化を繰り返しながら、風雪に耐えて「千年の翠」を保っているのです。
うつろいやすい世の中の、変わり行く表面的なことに目を奪われて、不変の真理を見失うようなことがあってはなりません。
そして、風雪に耐え、ずっと変わらない緑を保つ松のように、何か一つのことをやり遂げようと思ったら心を決めて我慢してやり遂げなければなりません。
我慢出来ず、何かを続けるということをしない人が大半ですが、我慢の時があるから身に付けられるものがあるのです。
まさにコロナの今がその時!
自己を作るものは自己なり。
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